米国株の騰落率・パフォーマンスが一目でわかる!無料ヒートマップツール「finviz」の使い方

米国株に投資するなら、市場全体の動きやセクター別・銘柄別の状況を把握することが重要です。しかし、数多くの情報源から必要なデータを集めるのは大変ですよね。そこでおすすめなのが、無料で使えるヒートマップツール「finviz」です。このツールは、色や大きさで米国株の騰落率や時価総額を視覚的に表示してくれます。さらに、スクリーニングやニュース取得などの機能も充実しています。この記事では、finvizの基本的な使い方と活用法を紹介します。

無料で使える米国株のヒートマップツール「finviz map」の使い方

finviz mapとは、S&P 500指数に含まれる500種類の株式をセクターや業種ごとに分類し、色や大きさで騰落率や時価総額を示したヒートマップツールです。このツールを使うと、市場全体の動きや各銘柄の強弱を一目で把握できます。また、マップ上の銘柄をクリックすると、詳細な情報やチャートを見ることができます。この記事では、finviz mapの基本的な使い方と活用法を日本語で紹介します。

finviz mapのアクセス方法

finviz mapは、以下のURLからアクセスできます。 https://finviz.com/map.ashx

また、finvizのトップページからも、「Maps」のタブをクリックするとアクセスできます。 finvizは、無料で使える米国株のスクリーニングやニュース取得などの機能も充実しているウェブサイトです。finviz mapの基本的な見方 finviz mapにアクセスすると、以下のような画面が表示されます。

finviz mapの見かた

この画面では、S&P 500指数に含まれる500種類の株式が、11種類のセクターに分けられています。セクターは、左上から右下にかけて、以下の順番で並んでいます。

基本素材 (Basic Materials)
通信サービス (Communication Services)
エネルギー (Energy)
金融 (Financial)
不動産 (Real Estate)
工業 (Industrial)
ヘルスケア (Healthcare)
消費財 (Consumer Goods)
消費者サービス (Consumer Services)
テクノロジー (Technology)
公益事業 (Utilities)
各セクター内では、さらに業種ごとに分類されています。例えば、テクノロジーセクターでは、半導体やソフトウェアなどの業種があります。業種は、同じ色で塗られた四角形で表されています。

各四角形は、一つの銘柄を表しています。四角形の大きさは、その銘柄の時価総額に比例しています。つまり、大きい四角形ほど市場規模が大きい銘柄です。例えば、テクノロジーセクターでは、最も大きい四角形はアップル (AAPL) で、時価総額は約2兆ドルです。

四角形の色は、その銘柄の当日の騰落率によって変わります。赤い四角形は、前日終値に比べて下落した銘柄です。緑の四角形は、前日終値に比べて上昇した銘柄です。色が濃いほど、騰落率が大きいことを示しています。例えば、エネルギーセクターでは、濃い赤い四角形が多く見られます。これは、エネルギー関連の株式が当日大きく下落したことを表しています。

マップ上の銘柄をマウスオーバーすると、その銘柄のティッカーシンボルや名称、時価総額、株価、騰落率などの情報が表示されます。また、マップ上の銘柄をクリックすると、その銘柄の詳細な情報やチャートを見ることができます。例えば、アップルをクリックすると、以下のような画面が表示されます。

この画面では、アップルの基本的な財務データやニュース記事、分析レポートなどが見られます。また、チャートタブをクリックすると、アップルの株価チャートやテクニカル指標などが見られます。

finviz mapのカスタマイズ方法

finviz mapは、様々な方法でカスタマイズすることができます。右上にある「View」、「Group」、「Period」、「Size」、「Color」、「Scale」、「Data」、「Auto Refresh」などのオプションを変更することで、自分の好みや目的に合わせてマップを表示できます。
「View」では、マップの表示形式を選択できます。「Map」はデフォルトのヒートマップです。「Bubbles」は円グラフ形式で表示します。「Bubbles」では、円の大きさが時価総額に比例し、円の色が騰落率によって変わります。

「Group」では、マップの分類方法を選択できます。「Sector」はセクターごとに分類します。「Industry」は業種ごとに分類します。「Country」は国ごとに分類します。「Country」では、米国以外の国も含まれます。

「Period」では、マップの期間を選択できます。「Today」は当日の騰落率を表示します。「1 Week」は1週間の騰落率を表示します。「1 Month」は1ヶ月の騰落率を表示します。「3 Month」は3ヶ月の騰落率を表示します。「6 Month」は6ヶ月の騰落率を表示します。「1 Year」は1年間の騰落率を表示します。

「Size」では、マップ上の四角形や円の大きさを決める要素を選択できます。「Market Cap」は時価総額に比例させます。「Volume」は取引量に比例させます。「Change %」は騰落率に比例させます。

「Color」では、マップ上の四角形や円の色を決める要素を選択できます。「Change %」は騰落率によって色を変えます。「Volume %」は取引量の増減によって色を変えます。「Relative Volume」は平均取引量に対する比率によって色を変えます。「Earnings Date」は決算発表日によって色を変えます。「Earnings Date」では、決算発表日が近い銘柄ほど赤くなります。

「Scale」では、マップ上の四角形や円の大きさや色の強度を調整できます。「Linear」は等間隔で調整します。「Logarithmic」は対数的に調整します。「Logarithmic」では、大きな値の差が小さく見えるようになります。

「Data」では、マップ上の銘柄に表示される情報を選択できます。「Ticker」はティッカーシンボルを表示します。「Company Name」は会社名を表示します。「Price」は株価を表示します。「Change %」は騰落率を表示します。「Volume %」は取引量の増減を表示します。「Relative Volume」は平均取引量に対する比率を表示します。

「Auto Refresh」では、マップの自動更新の頻度を選択できます。「Off」は自動更新しないことを示します。「10s」は10秒ごとに自動更新することを示します。「30s」は30秒ごとに自動更新することを示します。

以上が、finviz mapの基本的な使い方とカスタマイズ方法です。このツールを使うと、市場全体の動きや各銘柄の強弱を一目で把握できるだけでなく、興味のある銘柄の詳細な情報やチャートも見ることができます。また、様々なオプションでマップをカスタマイズすることで、自分の好みや目的に合わせてマップを表示できます。finviz mapは、米国株投資に役立つ無料のヒートマップツールです。ぜひ活用してみてください。

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